ダニ

ダニ

マダニ

マダニ類は一般的に野外性ですが、犬に寄生する種類は屋内で発生する事がある。野生動物が出現するような庭先や犬小屋周辺で多数の個体を確認する際は、有機リン系の粉材を帯状に散布する。

肉眼でも確認できる大型のダニで、通常3mm程度ですが、吸血後には体か膨らみ1cm程になります。

イエダニ

イエダニは温暖な地域で住家性ねずみと実験用マウスに寄生する世界共通種。卵はねずみの巣の中に1つずつ産み落とされる。約70日の間に100個以上の卵を産みます。ねずみの巣から分散して居室内に相当数の成虫が侵入すると、人間への寄生が始まります。特に気密性が高く保温が効く家屋内では秋口まで被害が持続する事があります。

基本的にねずみや鳥がいなければ発生する事が考えにくいので、ねずみの駆除や鳥の巣が無いか確認する。

マダニ・家ダニ共に居室内であれば燻煙やエアゾールなどの空間処理が好ましいです。

※ねずみが何らかの原因で死んだ場合は、体温低下により居心地の悪くなったねずみの体から離れたダニが被害拡大をする事があります。

屋内塵性ダニ

動物や植物に寄生することなく発育・繁殖する。

発生源は、人や愛玩動物の表皮や髪の毛、食べかす土や砂多種多様です。

体の大きさは0.3mm程です。

特にヤケヒョウヒダニやコナヒョウヒダニは代表的な2種で、非刺咬性ですが、これらの糞や虫体に由来するたんぱく成分は、接触性のアレルギー疾患の抗原物質となります。

カーペットや畳、寝具、衣類、等の人が活動する空間から普遍的に検出されます。

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